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CRPを測ろう..

壱岐動物病院 院長 福山 達也 ブログ » ペット豆知識 » CRPを測ろう..

 CRPという血液検査項目があります。C反応性蛋白と呼ばれ、英語ではC-reactive proteinと言われて、その頭文字からCRPと言われます。体内に炎症が起きたり、組織の一部が壊れたりした場合この蛋白が血液中に現れます。

 このCRPは正常な血液のなかにはごく微量にしか認められないため、炎症の有無を診断するのに非常に有用です。昔は白血球を炎症の指標としていましたが、白血球は、炎症が強いにもかかわらず上昇が認められないケースや炎症がないのに興奮等により上昇することもあるのでいつも指標となるとはいえませんでした。
 1.0mg/dl以下というのが通常犬の正常値です。これを越えているなら必ずどこかに炎症がありますから精密検査をしてどこに炎症があるのかを調べることをおすすめします。また、4.0mg/dlを越えるなら間違いなくどこかで重篤な炎症が起こっていたり腫瘍があったりする可能性が高いので徹底的に調べるべきです。
 日々診察しているとなんとなく具合が悪いけど表立った症状が出ないわんちゃんに出くわすことがあります。そんな時にはこのCRPが威力を発揮します。ただなんとなく元気がないのか? 体のどこかに急性炎症や腫瘍があるのかを見分けるにはこの検査をすれば一発で分かります。CRPが正常値以上なら間違いなくどこかに病気が潜んでいる可能性が高いのでより詳しい検査をする必要がありますし、正常範囲内であれば急性炎症はないと判断できるのでしばらく様子を見るという根拠にできると思います。
 今のところこの検査は猫にはできません。早く開発してくれるといいんですが......。
 あなたの主治医の先生のところではCRP測れますか? 非常に有用な検査なので「CRP測れますか?」と聞いてみてください。

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