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あなたはご自分の愛犬の血液型をご存知ですか?

自分の血液型を知らないという人はあまりいないと思います。ではあなたは愛犬の血液型をご存知ですか? こうなると知らない人のほうが多いのではないでしょうか?

人間の病院では血液型は非常に重要な個体情報ですよね? 壱岐動物病院では初めて来院された時に飼い主さんや動物の情報を化ならすカルテに登録するために専用の用紙に記入して頂きます。その中に血液型という項目があるのでが未だに記入された方を見た事がありません。実はこれも無理はない事です。数年前まで犬の血液型を簡単に知る事ができなかったからです。しかし最近ではどこでもという訳ではありませんが...動物病院で調べる事ができます。もちろん壱岐動物病院でも犬の血液型を調べることができます。
 では、犬の血液型を知っておくと何かいいことがあるのでしょうか? もちろんあるんです。目覚ましく進歩している獣医医療の世界でも輸血となると供給する血液の問題や適合する血液型に関する情報が不足しているために積極的に行われていないのが現状です。輸血を受けられないためになくなる動物がいまでも沢山いるのは否めません。また、父犬と母犬の血液型が違うと、母犬と異なる血液型の子犬が生まれた場合、オッパイを飲む事によって激しいアレルギーを起こして、生後まもなく死んでしまう事もあります。
 人間では当たり前の血液型を知らないために起こる不幸なことです。
 さて、犬の血液型にはどんなものがあるのでしょうか? 人間ではABO式やRh式の血液型が有名ですね。犬にも多くの血液型分類があります。国際的に認められている犬の血液型分類はDEA(Dog Erythrocyte Abtigen-犬赤血球抗原)型で分類され、13種類(DEA1.1、1.2、3〜13)に分けられます。その中でも医療上で特に重要になるのがDEA1.1型です。そのためにDEA1.1陽性(+)がたとその他、すなはちDEA1.1陰性(-)の2つに分ける事ができます。
 で、先ほどお話しした父親と母親の血液型の違いから起こる病気(新生児溶血)で問題となるのは、父犬の血液型が、DEA1.1陽性(+)で、母犬の血液型がDEA1.1陰性(-)の場合に起こる可能性があります。その他の組み合わせでは起こりません。ですから交配前に事前にこのことが分つていればこれを避ける事ができるのです。
 もしもに備えて血液型を知っておくと安全に輸血が行われたり、安全に出産、子育てができたり、お友達のワンちゃんの為に輸血血液を提供できたりすることができます。一生に1回の検査なのでみなさん考えてあげてはいかがでしょうか?

投稿者 Tatsuya Fukuyama DVM,AFP : 2006年02月03日 18:20