犬には風邪(総合性感冒)はない
よく犬が具合が悪いと「風邪をひいたみたい」といって連れてくる人がいるのですが.....。ご存知ないかたも多いのですが、犬には人間で言う風邪という病気はありません。
そもそも人間で言う風邪は正式には総合性感冒という病気ので、発熱、悪寒、咳、くしゃみどなを主体とする病気です。寒くなる季節に多く、インフルエンザとは別物です。一般的に上記の症状で人間の病院へいくと「風邪ですね」と言われることが多く、またそれだけ多く罹患するので、具合が悪いとイコール風邪と思う人が多いのです。
さて犬ですが、獣医学の教科書のどこを探しても「風邪」もしくは「総合性感冒」という病気はありません。ということは犬には風邪はないということです。もちろん咳やくしゃみをする病気はありますので、そのような症状が見られたら病院へ行くべきですが、くれぐれも「風邪でしょうか?」なんて聞かないことです。中には獣医師の中にも「風邪」という驚くべき診断名をつける人がいますが、もしも動物病院で風邪なんて言われたらその先生は????です。とっとと移転しましょう。危ない!
ところで猫にも総合性感冒はありません。しかし、猫ウイルス性鼻気管支炎やカリシウイルス感染症といつた鼻気管炎などを起す病気の総称として「猫風邪」という表現を獣医学では使います。ですから犬には風邪はなく猫には風邪があるということを賢いペットオーナーなら知ってください。ちなみにこの猫風邪はワクチンで予防できます。というか猫を飼ったらワクチンを定期的に接種するのは常識です。お金も予防のほうがかかりません。獣医師でありファイナンシャル・プランナーである私からすると、経済的に豊かでない人に限って予防を怠り、無駄なところにお金をかけます。これはいいすべてにおいて言えることです。お金は稼ぐことも大事ですが、使い方をきっちり考えるのも重要です。犬猫を飼育していて病気に関して無駄なお金をかけたくないのであれば、きちんと予防できるものは予防することです。この心がけがない人は無駄なお金を使うことになります。それは我々は日々診察していて非常に感じます。あなたがもし今お金のことで困っているのであれば、まずお金に対する考え方を変える必要があります。だって今までの考え方が間違っているから困っているのではないですか? 考え方を変えなければ同じことの繰り返しです。ワクチンを作ったジェンナーは言っています。「予防に勝る治療はない」私は、いつも「予防より安い治療はない」と言ってます。
投稿者 Tatsuya Fukuyama DVM,AFP : 2005年10月22日 10:55
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