HOME >> 壱岐動物病院院長ブログ > 飼育者が喫煙者だったら..
病院の敷地内は禁煙、喫煙者はスタッフに採用しないなどなど、私のタバコ嫌いは有名ですが......。それはとりあえず置いといて。みなさんは飼育者が喫煙者だった場合ペットにどんな影響があるかご存知ですか? 人間への影響は様々な報告がありますが、タバコを吸わない人と比較して、咽頭ガンの発ガン率は約30倍。肺ガンの発ガン率は約4.5倍になります。夫が1日20本以上の喫煙をする場合の妻の肺ガン死亡率は2倍。子どもの気管支炎や喘息などの呼吸器系の疾患リスクは2倍、乳幼児では5倍と言われています。喫煙者は様々なことを言いますが、喫煙が疾病リスクを高めることは明らかです。ファイナンシャルプランナーとして個人的には喫煙者と非喫煙者の保険料が同じであることには当然納得できません。中にはありますが、保険会社はきちんと保険料に差を付けるべきだと思います。
さて、話が横道にそれましたが(喫煙の話させたら朝まででも話します.....)、飼育者が喫煙者であった場合ペットにはリスクがあるでしょうか? これがあるんです。人間ほど多くの論文はないのですが、明らかに家族に喫煙者がいると疾病リスクが高いという報告があります。 飼育者が喫煙者で室内飼育なら発ガン率は1.6倍になるという報告があります。特に鼻の長い犬種。例えばコリーやシュルティーなどでは鼻の腫瘍が多くなり、パグ、ブルドックなどの短頭種と呼ばれる犬種では肺の腫瘍が多くなることが分かっています。また、猫では口の中の扁平上皮癌が飼い主が喫煙者であった場合4.5倍(2倍という報告もあり)、特に5年以上一緒に生活していると7倍高くなる可能性を示唆した論文もあります。 結論からすると程度の差はあるにせよ様々な報告で喫煙はペットに関しても発ガンのリスク要因になるとうことです。 タバコは嗜好品だからという喫煙者がいますが、別にあなたが吸うのはそれでいいでしょうが、この嗜好品の悪いところは周囲まで巻き込むことです。コーヒー飲んでる人の隣の人が発ガン率が高くなるということは聞いたことがないでしょう!! とにかく吸うなら外で吸うとか、換気扇回すとか、空気清浄機を使う等したほうが家族やペットにためにはいいということです。で、できれば自身も禁煙すれば病気のリスクは確実に減らせます。 昔、アメリカの某大学のエレベーターに『タバコを吸う医者は信用するな!』という張り紙がありました。自己健康管理のできない医者が他人の健康を管理できるはずがないというのがその根底にあります。「その通り」。実は私もタバコを吸うお医者さんは信用していません。もちろん獣医師も信用していません。少なくとも院内でタバコの臭いがするとか、平気でタバコ吸ってるような病院は信用できないですね。 ちゃんと、禁煙しましょう!! あっ、忘れてましたが、ちなみに火事の原因の1番は「放火」ですが、2番目に多い原因は「タバコの不始末」です。禁煙すれば健康になり火事のリスクも減らせるんだけどな......。
投稿者: 院長 福山 達也 日時: 10:02 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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