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このかさぶたを取って顕微鏡で確認するとダニなんです。ツツガムシというダニです。そう、ツツガムシ病を引きおこすのもこのダニが原因です。もっとも全部のツツガムシがツツガムシ病を媒介するということではありません。ツツガムシ自体は100種類ほどいてそのうちの数パーセントが媒介すると言われています。
山野に多く生息しているため散歩の時などに寄生したのでしょう。特に壱岐では秋から初冬にかけて見受けられます。ワンちゃんに寄生していrものがツツガムシ病を持っているかは分かりませんが寄生させないというのが基本です。このため今の時期でも動物病院で処方されるある種のダニ駆除剤で予防されることをお勧めします。市販のものは効果がありません。
私の経験からすると予防的に月1回使われていれば寄生することはまずないようです。寄生してしまったら剤形の違うスプレータイプのダニ駆除剤を用いると効果的に駆除できます。寄生してからだとスポットオンタイプはなかなか効かないようです。ですから日頃から予防しておくことをお勧めします。これは外出する猫ちゃんも同じです。
基本的にはワンちゃんや猫ちゃんがツツガムシ病で重症かすることはないようですが、中には重症や死亡という報告もあるようです。早期発見で適切な薬剤を用いれば大丈夫ですので、日頃から顔や足の間などを観察していることが重要ですし、山野の近くや田舎の場合は定期的に予防しておくことが無難でしょう。
昨日も1件お見えになりました。しかしちょっと気になるのは飼主さんが数週間前に病院でツツガムシ病という診断を受け治療を受けていたことです。ワンちゃんに寄生していたのが同じものなのか、どちらが先に持ち込んできたのかは不明ですが、やはり注意は必要ですね。みなさんきちんと予防しておきましょうね。
余談ですが、手紙などで、相手方の安否などを確認する為の常套句として『つつがなくお過ごしでしょうか…』というのを使いますよね、この『つつがなく』とは、ツツガムシに刺されずお元気でしょうかという意味から来ているとする説が広くあるのですが、実はこれは誤りです。もともと「恙」(つつが)は病気や災難という意味であり、そうでない状態として「つつがない」という慣用句ができという説が正しいようです。
『つつがなく』がツツガムシと関係があるとされた根拠は、昔、正体不明の虫さされのあとに発症する原因不明の致死的な病気があり、それは「恙虫」(つつがむし)という妖怪に刺されて発症すると信じられていました。これをツツガムシ病と呼んでいて、その後、ダニの一種により媒介されるリケッチア感染症であることが判明し、そこからこのダニをツツガムシと命名したというのが本当の話ですからお間違え無く!!
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