HOME >> 壱岐動物病院院長ブログ > 風邪で元気の出る注射をしてもらった??
先日遠くの他院から犬の病気が治らないと来られた方がこのようなことを言われました....。非常に疑問を感じます。以前も書きましたが、この国の獣医学まだまだだなと感じます.....。
そもそも以前も書きましたように犬に「風邪」という病気はありません。まともな獣医師ならそんなことは当たり前です。もしもあなたが行っている病院で「犬の風邪」だという診断名が下るようならその先生には疑問をもったほうがいいでしょう。中には具合が悪い事を総称して風邪と表現する先生もいますが、ただ、これはインフォームドコンセント不足で飼育者を馬鹿にしています。説明責任をはたしていないということです。どうせ分からないだろうから「風邪」とでも言っとけという感じなのでしょうか?? 単純なことですが、診断が間違っていれば治療は当然間違っています。お分かりだと思いますが、病気は診断が重要なのです。診断ですべてがきまります。だから我々は日々診断技術の向上に努めているんです。診断がでたらめだから治療が「元気の出る注射」となってしまうんでしょう。そもそも「元気の出る注射って何?」と思います......。確かに病気の状況によってはビタミン剤などを投与することにより回復を早めてあげられることもありますが、根本的に「元気の出る注射」なんてもんはありません......。これも前述の風邪と同じでどうせ説明したって素人には分からないだろうという気持ちがあるのでしょうか.....。いや、そもそも何を注射しているのやら....。 きちんと説明を受けて、疑問に思ったらどんどん獣医師に聞くべきです。で、それでも納得いかなえればセカンドオピニオンを求めるべきです。他の病院へ行く事を妨げるような先生はまず疑問に思った方がいいですよ。大体こういう先生は自分の診断に根拠が無い、自信がない人が多いものです。診断治療が間違っているならまだしも、最悪嘘をついています。他の病院で嘘がばれるのが怖いのです。なかには、転院したいと告げると「じゃあ、治療費はいりませんから、他でなくこのままうちで治療しましょう。」なんて病院があります。こういう場合はまず怪しいと思った方がいいですよ。 ただ、今度はセカンドオピニオンを求める病院もきちんと選ばなければなりません。一次病院の診断が正しいのに、一次病院の診断が間違っていると嘘をいう病院もあると聞きます。動物病院も数が増えて過当競争時代です。患者さんを取った取られたという話もあるようですが、本来病院を選ぶのは飼主さんのほうなのです。 まあ、日頃からきちんとした病院を選んでおくことが重要です。診断や治療にきちんとした根拠を説明してくれるか、きちんとした知識や技術があるか? 分からないことを分からないと言える先生かどうか?(これが一番重要です。獣医師は神様ではありません。すべてが分かるわけではありません) あなたが行っている病院はどうですか?
投稿者: 院長 福山 達也 日時: 09:44 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
このエントリーのトラックバックURL:
(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前に管理人の承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)
名前:
メールアドレス:
URL:
この情報を登録しますか?
コメント: (スタイル用のHTMLタグが使えます)