HOME >> 壱岐動物病院院長ブログ > そろそろ猫に予防注射を..
秋も深まりだんだん気温が下がってきました。一概には言えませんが人間のインフルエンザも寒い季節に流行するようにペットの伝染病の中にはどちらかというと寒くなると増えてくるものがあります。犬に風邪はないのはみなさんご存知だとは思いますが、猫には俗に猫風邪と呼ばれる病気があります。これらは混合ワクチンによる予防注射で事前に予防するのが常識です。また一番経済的です。
通常、猫ウイルス性鼻気管炎とカリシウイルス感染症というウイルス性の病気が混合感染します。目やに鼻水くしゃみなど我々の風邪に似た症状を示すため総称して「猫風邪」と呼ばれます。ウイルスは寒くなり湿度が低下すると感染率があがる傾向があります。また、特にうちのような田舎では病院に来院する半数近くの猫ちゃんが猫風邪などの伝染病だと言われる程です。 猫は鼻がつまると臭いが嗅げなくなり、食欲が低下します。それで3日間食物を口から摂取しないと肝臓機能が急激に低下し始めます。食べないから肝臓が悪くなる、肝臓が悪くなるから食べないの悪循環を起こして状況は益々悪くなります。そうしても田舎は病院へ来院するタイミングが遅く、いよいよという時になってから連れてくる方が多くいます。こうなると治療も大変で費用もかかります。予防注射1本打っておけばこんなことにならないのに〜〜と思う事は多々あるんです。 もちろん最近はインターフェロンなどが出て来て以前にくればて治療率は上がりましたが、これらの薬は予防注射に比べると遥かに高価です。よく予防出来る病気を治療に回ると10倍費用がかかると言われます。 そろそろ寒くなりかけてきましたので必ず猫の飼主さんは予防注射を接種しておいてください。それが賢い飼主で経済的負担は最小限です。初めの年は2回、その後は1〜3年に1回接種すれば効果的に予防出来ます。種類や接種の間隔は地域や飼育環境、伝染病の発生状況等により違います、主治医の先生とよく話し合いましょう。 私は獣医師でありファイナンシャル・プランナーなので経済面でも飼育者の方々をサポートしたいと考えています。猫風邪などの伝染病で罹患率が高く、予防注射のあるものは治療するより予防するほうがはるかに経済的負担は少ないんです。『動物病院は高い!』なんて言う人に限って予防注射もしていないペットの医療保険にも入っていないというものです......。これからの時代は何もしない人ときっちり効果的に動いている人とは格差が間違いなく出ます。でもそれはしかたのないことです。予防注射していればかからなかった病気の治療費用を負担するのは当然飼育者です。だれのペットでもないあなたのペットなのですから......。あなたは賢い飼主になってくださいね。
投稿者: 院長 福山 達也 日時: 08:38 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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