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月1回飲ませるフィラリア予防薬を使われている方でその意味を十分に理解していない方がいらっしゃいます。月1回なので今日飲むと今日から1ヶ月効くと思っている方がいらっしゃるからです。違うんです。簡単に言うと、今日飲むと今日から1ヶ月効くんではなく、今日までの1ヶ月に入ったフィラリアの子虫を殺しているんです。ここを勘違いしないでください。ですから、フィラリの予防薬投与期間は蚊の発生する時期と1ヶ月づれてます。
秋になりだんだん涼しくなると勝手に投与をやめてしまう方がいらっしゃいますが、今からが1年のうちで一番重要な季節だと認識してください。蚊は気温が約15度有ると活発に活動すると言われています。まだまだ最高気温は裕に15度以上あります。ですからあなたの愛犬は散歩の途中などで知らず知らずのうちに蚊にさされているかもしれないのです。
単純な方法なのですが、最高気温が15度を下回った次の月までフィラリア予防薬を飲ませないと感染する危険性があります。そして季節の後期に感染するとやっかいです。感染した子虫は6ヶ月すると成虫になり心臓に寄生します。そうです。年の後半フィラリア予防薬をさぼり、感染すると来年予防薬を与える頃にはすでにフィラリアの成虫が心臓に寄生してしまっているということになります。せっかくフィラリア予防を夏の間かかざず行ったのに、秋にさぼったばかりに愛犬がフィラリア症になるということがおこるのです。
厳密には気温などから特殊なHDUという計算方法があります。うちの病院では4月後半から最後の投与を11月20以降という形で推奨しています。これはこの特殊な計算データから算出したものなのです。過去数十年の気温データから九州北部であれば速い場合は4月の後半には感染が成立しています。そして最も遅い感染は11/20だったからです。(福岡、佐賀、長崎の北部九州以外の方は主治医の先生に聞いてください)
我々は、 もう大丈夫かななんて勝手にやめて泣きをみたひとをみてきています。あなたはそうならないためにきちんと理解してください。「フィラリア予防薬は今日から1ヶ月きくのではない、今日までの1ヶ月に効くのだ!」「壱岐でのフィラリア予防薬の最後の投与は11/20すぎ!」
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