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現在獣医師になるには一般的に6年間獣医大学に通って、年に1回行われる獣医師国家試験にパスしなければなりません。今の40代後半の先生くらいから獣医大学は6年生になりました。ですから日本の獣医学には50代と40代で大きく差があります。50代の先生は4年で獣医師になれたわけですから....。それ以前今ではかなり高齢のおじいちゃん先生達のなかには無試験だった人もいるとか....。
さて、獣医師国家試験は年に1度しか行われません。大体毎年1,200名程の獣医師が国家試験に挑戦し、合格するのは1,000名程度です。現役(1回目)で合格する人が90%で、2回目以上となると45%と一挙に合格率が下がります。
私も今から15年前に受けました。もちろん1回で合格し(笑)、ちゃんと獣医師免許持ってます。免許といっても表彰状のような昔ながらの免状という感じのものです。
さて、当時を振り返ると、国家試験対策委員会なるものが組織され、試験までいろんな資料や過去の問題などのコピーが回ってきます。大きな段ボール3つぶんくら過去問や予想問題などがあったように記憶しています。それに教科書や参考資料等入れるとゆうに自分の身長より高くなったのを覚えています。人生であんなに勉強したことはないというくらい勉強しました。特に最後の1ヶ月は、寝てるか、食事してるか(勉強しながらの食事ですが)、トイレに入っている(実はここでも問題といてるんですが)以外は勉強していたといっても過言ではありません。そう、みんなで大好きなお酒も断って.....。獣医師になるために国家試験を受けるんですから落ちたらはいさよならです....。
さて、試験ですが、私は麻布大学に通っていましたので東京会場で受験しました。当時は早稲田大学が試験開場で、うちの大学では早稲田の近くにホテルをとり、全員そこで前日は泊まり込みます。これは交通機関の事故や寝坊で遅れないためと、前日に問題が流れるとうい噂があったからです。なにせみんな必死ですから、なんとかして情報を集めようと情報戦です。大学どうして連携して情報の交換が行われます。「○○大の外科の先生が言っていたことが出るらしい〜〜(ここ重要:らしい〜〜)」とか、「生理学の問題は何年前のものから2問出るらしい〜〜」などなど....。前日になり慌ててもどうしようもないのに。最後の最後試験会場で着席するまでこんなことが続きます。当時は携帯なかったけど今なら最後の最後までメールとかで情報交換なんかするんでしょうね....。
結局、出たんだか出なかったんだか、言われてみればあの問題ににたようなものが出たような出なかったような。そんな感じで終わります。なにせ2日間で約300問の問題を解きますので、終わると何がでたのやら疲労困憊です。
私が試験会場を出る時に友人達に言った「これだけ勉強して落ちるようなら、俺は獣医師免許なんかいらん!」という一言はその後数年間後輩の間で伝説だったというのを後から聴きました....。
しかし発表まではさすがにみんな不安です。毎日仲間で飲み明かしたのを覚えてます。発表当日は農水省まで見に行きましたが、ドキドキしながら霞ヶ関の地下鉄の階段を上っていると、すでに発表を見た友人に「受かってたよ!」と.....。あっさり.....。「お〜〜い、わざわざ見に来たのに〜〜」と言うと、「まっ、受かったんだからいいじゃん、早く飲み行こう!」と....。一応自分の目でも見に行きましたが....。
獣医さん(お医者さん歯医者さん達も同じでしょうが)は、6年間昼夜を問わず苦楽を共にした仲間ですから繋がりは非常に強いと思います。特に我々の代は異常なくらい.....。ですから卒業後毎年かかさず同窓会やってます。ことしは長崎が担当です。
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