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レントゲンフィルムなくなる..

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 と言っても。フィルムの在庫がないとかレントゲンを盗まれたということではありません。10月から当院では新たな医療器を導入するための準備を進めています。これに伴い10月からはレントゲンフィルムがなくなります。そう、やっとレントゲンをデジタル化することになりました。

 
 
 

 FCRという医療機器を導入するのですが、発売当時から導入したくてしたくてたまらなかった機械です。しかし発売当時は超高級外車1台程度の値段がしていました。到底うちのような獣医師1人、レントゲンの撮影枚数も年間数百枚程度の動物病院が導入できる代物ではありませんでした。
 展示会で見た時の衝撃は忘れられません。今までのレントゲンが白黒テレビとするならばFCRを用いたレントゲンはハイビジョンといったところでしょうか....(そこまでないか)。もとろん各種デジタル処理も可能で、様々なエフェクトをかけることもできます。しかも今までのレントゲンのように現像をしなくていいのです。うちのように撮影枚数が少ないと自動現像機の現像液や定着液、洗浄液の管理が大変で、コンスタントにきれいなレントゲンを現像するのに苦労します。動物病院って結構大変なんです。人間の病院ならレントゲン技師のひとがやってくれるでしょうが、動物病院にはそんな人はいません。全部自分たちでやらないといけません。臭いし、垂らすと染みになるしで結構厄介。また水銀の問題もあるので、廃液は容器に入れて専用業者に引き取ってもらいます。これも費用がかかります。それがFCRなら現像液などの管理もいりません。廃液もないのでランニングコストは大幅に削減出来ます。(まっ、その分機械自体が相当高いのですが.....今でも外車並....。)それに何よりお待ち頂く時間が大幅に短縮されます。今までなら夏場で15分ほど、冬場など自動現像機が温まるのに時間がかかるので30分ほどお待ち頂く事も多かったのですが、待ち時間は2分ほどとなります。また全てがデータサーバに蓄積され、過去のデータも一発で検索でき、DVDにバックアップもされます。すごいですね!
 うちのような小さな病院にとっては病院経営からするととんでもない過剰投資で回収の見込みのない機械です。獣医師1人の病院がFCRを導入するなど前代未聞かもしれません。しかし、一人だからこそ、撮影枚数が少ないからこそ導入したい器機だったというのが正直なところです。レントゲン診断の第一はコンスタントにクオリティーの高いレントゲンを撮影、現像することです。それができないと確実な診断はできません。診断のすべてを機械にたよるわけではありませんが、機械がないと診断、治療できない病気も沢山あります。その点ではこのFCR導入で診断出来る病気の幅が広がります。
 壱岐動物病院は2006年10月から壱岐動物病院2.0に進化すると言っても過言ではありません。ご期待ください。そうそう、ちなみに壱岐島ではこのFCRは他には市民病院にしかないそうです......。



 
 

 
 

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