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今まで何の問題もなく使われていた薬、特に麻酔薬がいきなり使えないとなるとかなり問題があります。麻酔は非常に神経を使います。で、医学関係の業界ではよく言われることですが、「使い慣れた麻酔薬が何より安全である」という言葉が有ります。どんな最新で安全な麻酔薬よりも使い慣れたものが最も安全に麻酔を行えるということです。
ケタミンは動物病院業界では広く使われている注射麻酔薬のひとつです。取り扱いが簡単で、比較的安価で安全であることが理由だと思います。それが使えなくなると大変不便で、他の麻酔を使うとなると費用的な問題も出てくる場合があります。そう、飼い主さんの負担も増えるかもしれないのです。もちろん麻薬に指定されても麻薬取り扱いの免許を取得すれば使えますが、流通の関係などからごたごたすることは間違いありません。また、いつくかの動物薬製造会社では早々と製造中止を決定したところもあります。
厚生省の麻薬指定の理由としては、昨年六本木あたりで密輸したものを使用した外国人ダンサーなどが数名死亡したことなどによるようですが、薬物乱用で飛んだとばっちりです....。
当院では他にも鎮痛剤などとして麻薬系薬剤を使う時期かなとも思っていたので、現在麻薬取り扱い免許の取得中ですが、丈夫な金庫買ったり、免許申請したり、健康診断行ったりとバタバタしています。それでも買えるのかどうかという問題も有り.....。困ったものです。人間のお医者さんでは一部の小児科意外ではあまり用いられていないといいます。厚生省も獣医師業界の話等聞かないで決めたんでしょうが....。困りもんです。何せこの国の獣医医療は未だに農水省管轄ですから、時代に追いついていないというのが実情です。
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