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病気のリスクは当然、事前に排除する-その1

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 犬や猫を飼育する場合には一番気になる事柄が健康だと思います。では賢い飼育者としてどのようにすれば愛犬や愛猫の健康を維持できるでしょうか? これもリスクマネージメントの一つだと思います。できるだけリスクを少なくして、いかに効果的な結果を得るかが重要です。

 
 
 

 病気に関して言えば、まず防がなければいけないのは罹患率が高く、死亡率の高い病気です。滅多に罹らない病気や、簡単に治せたりするような病気に対して必要以上に注意したり、費用をかけるる必要はないでしょう。
 犬の場合、ほとんどの日本の地域で、まず罹患率が高く、死亡原因が高いのがフィラリア症です。予防していなければ犬の死亡原因ナンバーワンなのですから、犬を飼育したらこの予防をするのは常識ですね。フィラリア症になってから嘆く飼い主がいるんのですが、嘆きたいのはそんな飼い主に飼われて犬の方です.....。まずこの病気に対する対策を考えます。
 現在フィラリア症は、毎月飲ませる予防薬で予防するか予防注射で防ぎます。蚊取り線香を炊いてるからとか室内で飼育しているから予防しないという飼い主を見かけますが、非常に危険です。蚊取り線香ではすべての蚊を防ぐことはできませんし、どこにもフィラリア予防に効果的とは書いてありません。ということは効果ないということでし、どこにもそのようなことは認められていません。動物用蚊取り線香にはいかにも犬の絵が書いてありフィラリア症を予防できるようなイメージを持たせていますが、単なる便乗商法でしかないのです....。事実、フィラリア症になった犬の飼い主で、「蚊取り線香たいてたんですが...」と言う人が時々います。そんなとき我々獣医師やスタッフは大きなため息を「ふぅ〜」とつくしかありません...。
 正しい情報を得て、正しい行動をしなければ悲しい結果が見えてきます。気温が15度以上になる地域ではその期間は最低でもフィラリア予防を行わなければなりません。これは日本のほとんどの地域です。予防期間は地域により異なります。主治医の先生と犬を飼育したら必ず相談すべきことです。決められた期間きちんと予防薬を飲ませたり予防注射さえしていれば100%フィラリア症のリスクを回避できるんです。回避できるリスクを回避しないのは自己責任です。自己責任で自分が病気になったり死ぬのであればいいのですが、愛犬が辛い思いをします。まあ、フィラリア予防もしていないような人には愛犬という表現はないのでしょうが....。家族や自分が予防しなければ重篤な心臓病になると分かっているのに予防しない人はいないですよね。



 
 

 
 

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