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昨日は大阪でPennHIPセミナーを受けてきました。PennHIP(ペンヒップと読みます)って何? と大抵の方は思うことでしょう。もしかしたら、いや今時そんな不勉強な獣医師はいないと思いますが? 知らない先生もいるかな? 詳しくはhttp://www.pennhip.org/(ただし英語)
ここ数年日本でも問題になっているのが犬の遺伝病です。欧米ではもうだいぶ前から言われていることだったのですが、日本はその辺に関してブリーダーや飼育者、そして我々獣医などが本当に無頓着な状態で、まあ、日本は40年遅れてるという人もいるくらいの最悪な状態といって過言ではありません。その遺伝病でも特に問題なのは犬の股関節形成不全という病気です。ゴールデンやラブなどの大型犬の飼育者の方は必ず知っておいたほうがいいでしょう。詳しくは下記のページなんかがいいと思います。ご一読くいださい。 http://www.tarowan.com/hd.html 非常によくまとまっています。ほとんどの獣医師でもここまでのことを知っている人は少ないのではないかと思うくらいです。この中にも出てきますが、この股関節形成不全を早期に確実に診断できる方法としてPennHIPというレントゲン撮影法と診断が注目されています。しかしこれはどの獣医師にでもできるというものではありません。アメリカ合衆国特許庁の特許にも認められている方法で、セミナーを受講して、正確に診断できるレントゲンフィルムを撮影できる技術的評価を受けて初めて登録が認められ、その人たちのみがPennHIPセンターにレントゲンを送り診断を受けることができるというものです。そのため診断費用も他にくらべて高額となり、この辺が賛否両論あるのですが、股関節形成不全の診断に関してはかなり定評のある方法なのです。 そのセミナーを今回日本でも開催することができました。通常セミナーは英語でマニュアルなども英語なのですが、今回は株式会社ペットベット社などが主体となり日本語に翻訳して、通訳も準備して、大阪と東京で100名以上の日本人の獣医師が受講しました。なんか文章が主催者側だと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私はこのペットベット社のスタッフの一人だったりします(私は英語は苦手なので担当ではありませんが....)。この会社は主に獣医師向けにセミナーやWEBなどで様々な情報を提供している会社です。http://www.vmn.ne.jp(ただし契約獣医師しか内部には入れません) さて、PennHIPは、これまで日本には20数名しかこのレントゲン撮影を行える獣医師がいませんでしたので、これで少しは増えることと思います。残念ながら受講した先生すべてがこの認定獣医師の承認を得れるわけではありません。受講後所定の課題をクリアーして、確実に正確なPennHIPの撮影技術を習得していると認定されなければならないからです。より多くの先生が課題をクリアーして認定獣医師になられることを望みます。もちろん私を含めて....。うちは田舎だからまだまだそこまで意識の高い飼育者の方は少ないかもしれませんが、10年後を見据えて... 。 犬の遺伝病に関しては様々なページに書いてあると思いますが、悪の根源はいいかげんで勝手な繁殖にあります。とくに無知なブリーダーと無知な一般飼育者による繁殖がこの国の最悪な状態を作り出しています。ブリーダーを名乗るのであれば自分のブリーデイングする犬種の遺伝病などを勉強してそれを低下させる努力をしなければなりません。一般飼育者もペット用に入手した犬を勝手に繁殖させないことが必要です。多くに犬の遺伝病は人により作り出されています。 ゴールデンやラブラドール、シェパードなどを入手するときには、その親の「OFAスコアーは?」とか「PennHIPの結果を見せてくれ?」と言ってみてください。そこできちんと説明のあるブリーダーさんから入手することが重要です。これからこれらはますます増えると思います。上記のページを一度じっくり読んでみて考えてくださいね。もしも当院をご利用の方でPennHIPに関してより詳しいことを知りたい方はお気軽にご相談ください。ただし、まだ認定を受けていませんので、診断はもう少し待っててね!課題をクリアーして認定がおりたらお知らせします。半年くらいはかかると思われます。
投稿者: 院長 福山 達也 日時: 09:03 | パーマリンク | トラックバック (0)
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