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ジャーマン・シェパード・ドッグ

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ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマン・シェパード・ドッグ ハーディンググループ

原産国:ドイツ
起 源:1800年代
寿 命:12〜13年ほど
用 途:コンパニオン・警護・アシスタントなど
■子供:△ 
■都会:△ 
■屋外:○ 
■運動:要 
■美容:普 
■番犬:○ 

 
 
 

沿革・歴史

 世界中で最も数の多い犬種だが、その起源は新しく、最初のスタンダードは1899年9月20日にフランクフルト/マインで開催されたジャーマン・シェパード・ドッグ協会の最初の総会にて、A・メイヤーと陸軍のマックス・フォン・ステファニッツ中尉の提案を元に作成された。もともと彼らは地方の優秀な牧羊犬数種類(ヴェルテンベルグ、チューギニア、ババリア地方のロングヘアード、ショートヘアード、ワイアーヘアードの犬)から選択改良し、軍用犬として作出。第一次世界大戦ではめざましい活躍を見せた。
 その後、1901年7月28日に開催された第6回総会、1909年9月17日にケルン/ラインで開催された第23回総会、1930年9月5日にヴィスバーデンで開催された理事会並びに諮問委員会会議、1961年3月25日に開催された理事会並びに繁殖委員会会議にて修正された。その後、このスタンダードは改正され、1976年8月30日にワールド・ユニオン・オブ・ジャーマン・シェパード・ドッグに採用され、1991年3月23・24日に理事会並びに諮問委員会の決議を受けて、見直し、文章化された。
 ジャーマン・シェパード・ドッグの計画的な繁殖は、ジャーマン・シェパード・ドッグ協会設立後の1899年以降、要求の最も多いユーティリティ・ワークに非常に適した犬種を作出するという最終目的を掲げて、ドイツの中部と南部のハーディング・ドッグを基本に、繁殖、発展させていった。この目的を達成するため、ジャーマン・シェパード・ドッグのブリード・スタンダードでは、正確な体躯構成、しっかりした気質、性格の良いことが強調されている。
 アメリカでは362人の犯人を掴まえて大統領から表彰を受けたキングという警察犬はいた。また、日本では1971年に警視総監賞を受けたアルフ号が有名である。
 公式の決議により、ドイツ・ケネル・クラブのメンバーであり、この犬種の作出協会であるジャーマン・シェパード・ドッグ協会は、ジャーマン・シェパード・ドッグのスタンダードに対する責任を負う。

用途

 気力体力能力と三拍子そろった万能作業犬であるため、牧羊犬、軍用犬、警察犬、警備犬、盲導犬などユーティリティ・ドッグ、ハーディング・ドッグ、ガード・ドッグ、使役犬等多目的に用いられている。
 賢く忠実な性質から信頼度も高く家庭犬としての人気も高い。

データ
外貌・その他

 立ち耳、垂れた尾で、中位の大きさで力強く筋肉質な体、体長は体高より長い。また、骨が乾燥し、全体的にがっしりしている。

一般的性格・習性

 勇敢で俊敏、覚えがよく洞察力がある。また、安定した性格で、バランスが取れていて、大胆である。自信に満ち、全体的に落ち着いており(怒った時以外)、性格が良く、注意深く、訓練しやすい。警戒心は強いが、慣れると愛情深く献身的。

毛色など

 皮毛は中くらいの長さの直毛。1915年までは、ロングヘアードやワイアーヘアードも存在していたが、今日ではほとんどの国で承認されているのはショートヘアードのみ。
 ブラックの地に、レディッシュ・ブラウン、ブラウン、イエロー、明るいグレーまでのマーキングが入っているもの。ブラック或いはグレーの単色。グレーにダークなシェードが入り、ブラックのサドルとマスクがあるもの。胸に目立たない小さなホワイトのマーキングがあるものや、内側に非常に明るい色が入っているものは許容されるが、好ましくはない。また、イエロー、クリーム、ホワイトなども日常的に作出されているが、これらの色はほとんどの国のショーで承認されない。
 鼻はブラックの単色でなければならない。
 マスクのない犬や目の色が透き通るように明るいもの、明るくやや白っぽいマーキングが胸や内側にあるもの、爪の色が薄いもの及び尾の先が赤いものは色素欠乏と見なされる。アンダー・コートは明るいグレーがかった色。ホワイトは許容されない。

サイズ

 体高 雄:60〜65cm 雌:55〜60cm
 体長は、体高より約10〜17%長い。
 体重 雄:33〜38kg 雌:26〜31kg


高罹患疾患

 この犬種は、以前の乱雑な繁殖により肉体的にも行動的にも様々な問題を生じているので、必ずスタンダードを確認して入手する必要がある。
■循環器系疾患
 動脈管開存症(雌>雄)、僧帽弁形成不全、三尖弁形成不全、感染性心内膜炎、大動脈弁下狭窄、右大動脈弓遺残、特発性(良性)心嚢水貯留、拘束性心膜疾患(雄>雌)、心臓腫瘍(血管肉腫)
■神経系疾患
 特発性てんかん(遺伝性)、巨大軸索神経症、棘筋萎縮
■筋骨格系疾患
 ハンセン1型椎間板ヘルニア、ハンセン2型椎間板ヘルニア、椎間板脊椎炎、変形性脊髄症、馬尾症候群、先天性片側性末梢前庭症候群、重症筋無力症、咀嚼筋炎、末梢性ニューロパシー、脊髄筋萎縮症
■代謝系疾患
 生後無生活力、代謝性蓄積病(グリコーゲン蓄積病タイプ3)
■内分泌系
 下垂体性矮小症、遺伝性新生子原発性上皮小体機能亢進症、副腎皮質機能亢進症
■消化器系疾患
 特発性巨大食道症、(遺伝性)膵外分泌不全、リンパ球形質細胞性腸炎、好酸球性胃腸結腸炎、小腸内細菌過剰増殖、過敏性腸症候群、腸間膜捻転/腸捻転、肛門周囲瘻、肛門周囲腺腫
■泌尿器系
 ケイ酸塩尿石症(雄>雌)
■生殖器系疾患
 先天性包皮狭窄(遺伝?)
■腫瘍
 血管肉腫、腹腔内血管肉腫、甲状腺腫瘍、インスリン分泌性β細胞腫瘍、褐色細胞腫、神経上皮細胞腫
■皮膚疾患系
 先天性角化症、アトピー性皮膚炎、膿皮症、無菌性肢端脂肪織炎、肛門周囲瘻、深在性膿皮症、家族性皮膚血管症、腎嚢胞腺癌/子宮平滑筋腫による結節性皮膚繊維症、慢性外耳炎、肢端舐性皮膚炎(雄>雌)、狼瘡様爪ジストロフィ
■免疫系疾患
 全身性紅斑性狼瘡、先天性免疫不全症候群(IgA欠損)
■血液系疾患
 フォン・ヴィレブランド病、血清IgA欠損症
■肝臓系疾患
 特発性肝線維症、肝内門脈体循環シャント、多発性肝外門脈体循環シャント
■その他
 脾臓捻転、全身性アスペルギルス症
■行動疾患
 特発性攻撃行動(Rage syndrome)



 
 

 
 

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